こんにちは。まるつね果樹園の結城こずえです。山形は朝晩だいぶ涼しくなり秋の空気になってきました。
スーパーや直売の店頭では、秋らしい食材がいっぱいな並ぶようになり、まさに食欲の秋到来です!山形らしい秋の食材といえば「あけび」ではないでしょうか。
「あけびを食べる」と聞くと、皮に包まれたプルプルの白い果肉を想像するかもしれませんが、山形では昔から果肉より果皮を料理して食べるんです。
山形で育った私としては、「なぜ他県では皮を食べないんだろう?もったな~い!」と思ってしまいますが、食べ方としては、あけびの肉詰めをはじめ、炒め物、くるみあえ、煮物、てんぷらなどで昔から親しまれています。
しかし、あけびといい、ひょう(スベリヒユ)といい、うこぎといい…山形ケンミンは、他県では見向きもしないような植物を、食材として美味しく調理し伝承してきたことを考えると、山形の食文化の奥深さを感じます。
我が家のばあちゃんの味「あけびの肉詰め」を作りました。
果皮は独特のほろ苦さがあり、それが子供の頃は大の苦手でした。しかし、最近ようやく、そのほろ苦い大人の味が分かるようになってきたようです。食べたいな~と思うようになったんです。秋になると、昔祖母が良く作ってくれた「あけびの肉詰め」を自分で作ることにしました。
材料:
あけび サラダ油適量 小麦粉少々
【具】ひき肉、玉ねぎ、舞茸、青じそ 【調味料】味噌、酒、砂糖、みりん、醤油 七味唐辛子少々
作り方:
あけびの果皮にはカリウムが豊富に含まれています。これは筋肉にとっても欠かせないミネラルで、またナトリウム(塩分)を排泄する役割があるので、高血圧に効果があるようです。
ムム…これは体力を使う仕事で高血圧気味の主人にぴったり!
主人も秋の味覚を楽しみながら、美味しく食べてくれました。
私にとって山形の郷土料理は、これからしっかり学んでいきたいと思っていることです。ただいま実践しながら勉強中ではありますが、また山形で昔からつたわるお料理等ご紹介して行きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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