山形米の専門店 尾形米穀店
三ツ星お米マイスターの尾形雄司です。
◆蔵王のお地蔵さまに米を届ける
兄の投稿でもちょこちょこ触れているように、
冬になると、尾形米穀店では蔵王温泉への配達が増えてきます。
今日はどのようにして配達しているか、詳細をお届けしたいと思います。
1:蔵王山麓駅をスタート
まずは山麓駅の業務用駐車場に車を停め、
ここから30㎏の米袋を担いで階段を上り、ロープウェイ乗り場に向かいます。
ちなみにこの時の配達は5袋/150kgだったので、
全ての階段を5往復することになります。
さて、山麓駅最初の階段は13段。13段×5往復で、65段。
2:山麓駅内の階段を上る
山麓駅内の階段を上り、ロープウェイ乗り場に向かいます。
この階段は18段×2で36段あります。ここも米を担いで5往復で180段。ここまで245段。
踊り場を過ぎると、ロープウェイの乗り場につきます。
乗り場の階段は11段で5往復で55段。ここまで300段。
ちなみに、業務用で使わせてもらってるのは下り線用の階段です。
理由は単に、駅の入り口から近いから^^;
当然、下りのロープウェイが着いた時には、
お客さんが下りてくるので、米を担ぎながら待機して、
お客さんが下りてくるのを階段下で待ちます。
3:米をロープウェイに積んで中間の駅へ
お米を5袋全て運んだらロープウェイの発車を待って、
お米をロープウェイに積み込んで発車。中間駅(高原駅)に向かいます。
この日は霧氷が綺麗にできていました。
そして、ロープウェイに揺られる事7分。
中間にある高原駅に到着です。
高原駅に着いたら急いで米を下ろし、再び担いで階段を上ります。
この乗り場の階段は11段なので、ここも5往復で55段ですね。合計355段。
4:高原駅の階段を上る
続けて、高原駅からの階段を上っていきます。
この階段は風雪が入り込んで、よく凍てついています。
次の乗り場までは距離があるので、一旦、待合室前に米を下して5往復100段。計455段。
そして、最後の階段となる、連絡路の屋外階段12段。
待合室前から、山頂線のロープウェイ乗り場まで5往復60段で終了。
5袋全て運んだら、次は山頂線のゴンドラにお米を積み込みます。
5:山頂線のゴンドラでお米を運ぶ
山頂線の標高からは樹氷ができるので、
眼下に樹氷を見ながらのお米の配達になります。
ただ、あいにく、この日はホワイトアウトで視界が今一つ。
晴れてる日は本当に素晴らしい景色になるのですが…
6:配達完了後にお地蔵さまに会いに行く
山頂駅に着くと急いでゴンドラからお米を下ろし、
所定の場所にお米を運んで配達完了です。
お米の配達が終わった後の恒例行事として、
蔵王地蔵岳のシンボル・お地蔵さまに会いに行きます。
外に出ると樹氷を作り出す季節風の烈風が吹きすさびます。
この日の気温は-11℃でしたが、さらに体感温度が下がります。
お地蔵様に到着。
寒いので、作業着なのでとにかく寒いので、手を合わせて早々に撤収します。
山頂駅まで100m強位の距離ですが、帰りは思いっきり向かい風になるので、
この距離を歩くだけで、髪の毛とか鼻とかが凍り付きます。
ちなみに、この日は大寒波が来る前だったので、まだ積雪量が少なかったです。
本当は、お地蔵さんの胸とか肩近くまで雪が積もります。
7:撤収
お米を運び、お地蔵さんに手を合わせたら、
ゴンドラとロープウェイを乗り継いで帰ります。
◆階段の合計は515段!くらい。
ということで、階段の合計は515段。
ちょっと数え間違いがあるかもしれませんが、
500段を越える階段を上り下りして、お米をお届けしています。
実際、体力が必要ですし、配達時間も取られますが、
山の空気が吸えて、個人的にはリフレッシュできる側面もあります(笑)
(展望が良い日の配達だと、本当に来て良かったと思えますw)
年末年始、雪不足に悩まされた蔵王ですが、
今朝も良質な雪が降ったと思うので、
スキーに行ったり、樹氷を見たり、温泉に入ったりしに、
蔵王に遊びに行って頂けたら嬉しいです^^
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