ミルキークイーンの特徴|山形県大蔵村 柿崎康弘産
Milkyqueen
2024
ミルキークイーンの特徴
rice meister
お米マイスターからのミルキークイーン紹介
ミルキークイーンは「低アミロース米」というタイプのお米で、当店で扱っているお米の中で、最も粘りが強いお米です。とにかくモチモチとした食感なので、粘りのあるお米が苦手な方にはミルキークイーンはあまりオススメしません。そう断言できるほどの粘りの強い品種です。
反面、粘りのあるお米が好きな方には、ずっとミルキークイーンをリピートしたいと思えるくらいに魅力的で美味しいお米です。良くも悪くも個性的なお米、それがミルキークイーンです。
夢ごこちにも見られる特徴ですが、ミルキークイーンは、通常の水加減で炊くと、柔らかめに炊き上がる傾向があります。
お好みにもよりますが、ミルキークイーンを炊く際には、いつもよりも水加減を少し減らして、固めに炊くイメージで炊いた方が美味しく召し上がって頂けると思います。
ミルキークイーンは甘さもかなり強めで、ごはんだけで食べても美味しいタイプのお米です。同系統の夢ごこちもそうですが、この粘りと甘さが強いタイプのお米は、塩をかけたごはんが本当によく合います。
また、米粒は他の品種よりも若干白め(もち米に似ています)で、炊飯器を開けた時には、米粒がまるで真珠のようにピカピカしていて、見た目でも食欲をそそります。ツヤの良さはつや姫と並んでトップクラスです。
生産者の大蔵村の柿崎さんに聞いた話ですが、ミルキークイーンを植える時には、肥沃な土壌の田んぼには植えないそうです。
なぜなら、肥沃な土壌にミルキークイーンを植えると、稲穂の背が伸びすぎて倒れやすくなってしまうから。
山の方や河岸段丘の肥沃な土地には、倒れにくくて作りやすい「つや姫」や「はえぬき」を植えて、ミルキークイーンは平野部の田んぼに植えたほうが、品質が安定して美味しくできるのだそうです。
土作りにこだわり、それぞれの田んぼの土壌や性質を理解している柿崎さんだからこそできる、栽培方法なのだと思います。
farmer
生産者:柿崎 康弘
生産者の柿崎さんは大蔵村を
「山形で最も美味しいお米がとれる場所の1つ」と言っています。
新潟の魚沼地域と似た特徴(豪雪地と河岸段丘の狭い土地)を持つ大蔵村。
「雪解けも遅くて、収穫量は多くは取れないけど、その分、美味しい物ができるんだ」とも話してくれました。
柿崎さんの土作りへのこだわりは人一倍強く、それぞれの田んぼの土壌に含まれる栄養素を調べ、その土地に合った肥料を使うよう、細かく管理されています。土作りにこだわる柿崎さんの作るお米は、とにかく甘さが強い!当店と契約いただいているこだわりの生産者さんの中でもトップクラスの美味しさです。実際に柿崎さんの作ったつや姫は、大蔵村が属する最上地域の食味コンテストで最優秀賞を受賞しています。
cooking
ミルキークイーンに合う料理:生姜焼き
粘りだけでなくお米の甘さも強いミルキークイーン。焼肉や生姜焼きや唐揚げなど、味の濃い肉料理とよく合います。ただ、ミルキークイーンは、冷めた時にごはんが玉になりやすく、カレーのルーや丼物のタレとごはんが絡みにくいので、このあたりの料理とは合わないと思います。おかずと一緒に食べて美味しいタイプというよりは、夢ごこちのように、ごはんだけ食べても美味しいタイプのお米です。
testimonial
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catalog
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