「食卓に笑顔を」
お米の食べ比べを
楽しもう
尾形米穀店は「食卓に笑顔を」という理念を掲げています。
尾形米穀店は「食卓に笑顔を」という理念を掲げています。美味しいお米を食べると、人は自然と笑顔になりますよね。なので、家族皆が笑顔で食卓を囲めるように、美味しいお米を通じて食卓での会話のきっかけを作り、家庭だんらんの機会を増やしていこう!
そんな気持ちで、毎日お米と向き合っています。そんな「食卓に笑顔を」増やすためにおススメなのが「お米の食べ比べ」です。人にも個性があるように、お米にも個性があります。粒の大きさや食感、甘みや粘り、産地に生産者など、どれ一つとして同じお米は存在しません。
お米は食べ比べて初めて、違いが分かります。違いが分かれば、他の品種はどうなんだろう?という興味が湧いてくるでしょう。いつもの家族や恋人、気の知れた仲間と一緒に囲む団らんに食べ比べがあると、ちょっとしたイベントや食育としても楽しめます。
美味しいものを食べると、人は笑顔になるし、楽しければさらに笑顔になります。私たちはお米を通じて「食卓に笑顔を」お届けしていきたいと考えています。そのために、お米の食べ比べを日本中に広めたい!そのための色んな情報をこのページにまとめました。
あなたもお米の食べ比べを楽しんでくださいね。
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そもそも、、、
お米の食べ比べって何?
お米の食べ比べはまだあまりなじみのない言葉かもしれませんね。簡単に説明すると、日本酒の飲み比べのように、色んな種類のお米を同時に食べてみることで、その違いを楽しむのが、お米の食べ比べです。
お米が主食の日本には、現在とても多くのお米の品種があります。現在日本で主食(ごはん)用として作られているものだけでも274品種(※)あります。※農林水産「平成29年産 米の農産物検査結果」、「平成29年産 水稲もみ及び水稲うるち玄米の産地品種銘柄一覧」
そしてこれらは、どれ一つとして同じ味のものはありません。さらに、同じ品種のお米でも、産地や生産者が違うと味は全く違います。日本のお米は品種改良を重ね、年々味や質は良くなっていますが、反比例するように消費量は年々低下してきています。
米屋としては、生産者さんの努力の結晶でもあるお米を一人でも多くの人にお届けしたいですし、消費者のあなたが色々な品種を楽しみながら自分好みのお米を見つけて、お米を食べる機会が今より少しだけでも増えたら嬉しなと考えています。
★お米のうんちく★
「米という漢字の語源と由来」→
「ごはん茶碗1杯に何粒のお米?」→
一番美味しい
お米はどれか?
日本中に数多くあるお米の品種、どれが一番美味しいのでしょうか?
ここでちょっとカレーを想像してみてください。
おそらく日本中でカレーを食べたことがない人はほとんどいないでしょう。
でも一口にカレーと言っても、それぞれかなり違いがありますよね?辛さが違ったり、材料が違ったり、隠し味が違ったり、それぞれの特徴があり家庭でもお店でも違いがあり、それぞれが美味しいものです。お米もカレーと同じで、どれか一つが一番美味しいというよりも、それぞれの好みで美味しさが変わりますし、合わせるおかずでも美味しさは変わります。
なので、食べ比べを通じて、あなたの好みのお米を見つけて欲しいと思います。
食べ比べが楽しい3つの理由
その1、家族みんながグルメ番組の審査員気分
その2、家族の意外な一面が発見できる
★お客様のインタビューはこちら★
「渡辺さんのインタビュー」→
その3、食育にもオススメ
近年、偏った栄養の摂取や、朝食を食べないなど食生活の乱れや、肥満・痩身傾向など、子供たちの健康を取り巻く問題が深刻化しています。こうした問題を解決する重要な役割を果たすのが食育です。
平成17年に食育基本法が、平成18年に食育推進基本計画が制定され、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、積極的に食育に取り組んでいくことが重要となっています。
成長期の子供に対する食育は、子どもたちが一生涯にわたって健やかに生きていくことができるよう
その基礎をつくるために行われるものです。
文部科学省によると、食育で身に付けることとして
・食べ物を大事にする感謝の心
・好き嫌いしないで栄養バランスよく食べること
・食事のマナーなどの社会性
・食事の重要性や心身の健康
・安全や品質など食品を選択する能力
・地域の産物や歴史など食文化の理解など
以上の6つが挙げられています。
この食育に、お米の食べ比べはとても向いています。
なぜなら、お米の食べ比べをすると、例えば産地ごとに味が違ったりするので
その産地に興味を持ち、歴史的背景まで調べることもあるでしょう。
さらに、農家さんごとに味が違うので、農家さんに興味を抱きその苦労を知り、ご飯を大事に食べるようになるかもしれません。さらに、お米は従来の慣行農法で作られたものから、特別栽培米や有機JASなど厳格な規格に定めて作られたもの、合鴨農法やEM農法などなど、栽培方法も様々で、食べ比べを通じてこうした知識も高まるでしょう。
お米の食べ比べと家族の団らんを通じて、こうした食育が日本中で行われていき、健やかに育つお子さんが一人でも増え、それが次世代へと引き継がれていけば、日本の米食文化も安泰です。
それは「食卓に笑顔を」を理念に掲げる尾形米穀店の願いでもあります。
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食べ比べの
お米を選ぶ時の
ポイント
初めてお米の食べ比べをするとき、どんなことに気をつけてお米を選べば良いでしょうか?
ここでは、お米の選び方のポイントをご紹介します。
食べ比べするお米は
どんな組み合わせが良い?
食べ比べは「違いを感じ取れる」楽しさが魅力です。
そのためには、違いが分かりやすい組み合わせを選ぶことがベストです。
おススメの組み合わせは、2つ。
1つめは、「違う品種のお米を食べ比べてみる」
これは最もオーソドックスな方法です。
お米は品種ごとに個性があるので、例えば同じ産地で取れたお米でも
品種が違えばその違いはハッキリと感じとることができます。
2つめは、「同じ品種の産地や生産者違いのお米を食べ比べてみる」
お米を買う時の
ポイント①
買う量は少量ずつ。
お米は生鮮食品です。お米屋さんが玄米で低温保存している間は、お米は眠った状態で品質が保たれていますが、精米した瞬間から劣化が始まります。精米日から2〜3週間で食味は落ち始めます。
そのため、精米後のお米を長期間保存すると、最初と最後では確実に味が変わります。
どうせ食べるなら、美味しいお米を食べたいですよね?
なので、お米の食べ比べをする時には、3週間程度で食べきれる量を選ぶと良いでしょう。
量の目安としては、4人家族で3合〜1kgぐらいの少量ずついくつかのお米を買うのがオススメです。
★新米についての記事はこちら★
「出始めの新米には手を出すな」→
精米日にも要注意。できるだけ搗きたて(精米したて)のお米を選ぶ
お米は精米した瞬間から劣化が始まります。
なので、店頭に並んでいる間にも、どんどん劣化して食味が低下していきます。
さらに、お米はとても匂いを吸収しやすいもの。
お米の袋には、流通時に荷崩れしないように空気抜き用の小さな穴がいくつも開いています。
この穴から、近くの物の匂いが移ったり、虫が混入したりします。
例えばスーパーで山積みになっているお米は、売り場の匂いを吸って風味が損なわれている場合があるので要注意です。
一番良いのは、注文してから精米してくれるようなお米屋さんからお米を買うことです。
スーパーなどでお米を買う場合は、必ず精米日を確認して、なるべく日が浅いものを選ぶと良いでしょう。
★熟成米についての記事はこちら★
「7年熟成の米」→
「新米VS古米!」どっちが美味しい?」→
お米を買う時の
ポイント②
品種で選ぶ
・話題の新品種を選ぶ
・子供の頃に食べていた品種を選ぶ
・自分の好みに近いものを選ぶ
・違いがハッキリと分かる組み合わせで選ぶ
・こだわって作られたお米を選ぶ
一口に「お米の栽培」と言っても、その方法は様々です。従来の慣行農法で作られたもの以外にも、特別栽培米や有機JASなど厳格な規格に定めて作られたもの、合鴨農法やEM農法などなど、農家さんは美味しく体に良いお米を作ろうと、日夜努力されています。
「米」という漢字は、「米作りには八十八の工程がある」ことが由来とされる説もあるほど、大変で膨大な作業がたくさんあります。しかも、手間をかければかけるほど、さらに作業は膨大に増えていきます。
例えば、農薬を使えば除草の必要はありません。
しかし完全無農薬栽培の場合は、炎天下の中、ぬかるんだ田んぼの中を農家さんが練り歩き、草を目視で見つけて、1本ずつ手で抜いていくという、途方もない作業をしています。
こうした農家さんの努力と情熱が込められたお米は、やはり一味違います。
こうしたこだわりのお米は美味しいのは間違いありませんが、その分価格も少々お高いものが多いです。
そもそも、スーパーではなかなか手に入るような代物ではありません。
とはいえ、こだわりのお米、食べてみたいですよね?
そんな時は「特別栽培米」を選ぶことをオススメします。
特別栽培米とは、通常の慣行栽培時に使用される農薬や化学肥料を、農薬の使用回数が5割以下、化学肥料の窒素成分量が5割以下という農林水産省が定めた基準に則り栽培されたお米です。
農薬や化学肥料の残留がなく安全で、かつ農家さんの負担も軽減しながら、食味も良いものが多いので、近年注目を集めていますし、比較的購入しやすいでしょう。
以上、お米選びについてお話ししましたが、もしお米選びに迷ったときは、直感で選ぶのも正解の一つです。
名前やパッケージ、何でも良いのでピンときたものを選んでみましょう。
お米選びも含めて、食べ比べは楽しむことが一番ですし、もしかしたら運命の出会いがあるかもしれません。
★お米見聞★
「なぜ、お祓いの時に、お米をお供えるのか?」→
お米をもっと知りたい方はこちら
お米の食べ比べの注意点と、あると便利な道具達
お米の食べ比べをする場合のポイントとして「2つの種類のお米をなるべく同じ条件で同時に炊飯する」ことが望ましいです。炊飯する道具や、炊飯してからの経過時間などで、色、つや、風味、食感、食味などが変化するからです。
ではどんな道具を使えば良いのか?道具ごとに違いがあるのか?気になりますよね。
なのでここでは、食べ比べをするときに使いそうな道具の解説やおススメの道具のご紹介
そして食べ比べをする際の注意点についてお話します。
道具でご飯の味は変わる?
・炊飯器
ほとんどのご家庭で一般的な炊飯方法は、炊飯器でしょう。
炊飯器はスイッチ一つで美味しいご飯が炊ける頼もしい機器ですね。
もちろん炊飯器ごとに特徴があるので、同じお米を違う炊飯器で炊けば味が変わることもあります。
とはいえ、最近の炊飯器は各メーカーの長年の努力のおかげで、お米の良さを引き出しとても美味しいご飯が炊けるようになっています。
海外の方が日本の炊飯器を購入して帰るのも納得です。
食べ比べをするときには、「同じ条件で同時に炊飯」することが望ましいため、ご家庭に同じ炊飯器が2つあれば良いのですが、そうでない場合は炊飯器で食べ比べをするのは難しいかもしれません。
・圧力鍋
最近は圧力鍋で炊飯する方も増えてきました。
圧力鍋の一番のメリットは、炊飯時間が短いことでしょう。
それと、玄米などもふっくら炊けるところも魅力的ですね。
圧力鍋での炊飯は慣れると簡単ですが、浸水時間や水加減、加熱時間、火力など細かい調整が必要です。
このあたりが慣れないと、炊きあがりがベチャベチャになってしまったり、逆に焦げついてしまったりします。
なので普段から圧力鍋での炊飯に手慣れていれば別ですが、そうでなければ食べ比べには使わない方が無難かもしれません。
それに、これは炊飯器と同じですが、同じ圧力鍋が2つあるご家庭もあまりないでしょう。
・土鍋
土鍋でお米を炊くと、普通のお鍋で炊いたときよりも、香り高くふっくらと炊きあがるのが特徴です。そしておこげなんかも魅力的ですよね。古来から美味しいお米は土鍋炊き。料亭なども土鍋ご飯にこだわっている所が多いですよね。
そして食べ比べで一番おススメの道具は、この土鍋です。
食べ比べに土鍋が向いている理由は、美味しさ以外にも、同じものを揃えるのが一番簡単な点が挙げられます。
土鍋は、1合炊きや2合炊きなどの小さいサイズもありますし、しかも安価で買えるので、どんな家族構成でもピッタリの物を揃えることができます。
最近はIH対応の土鍋も多くあるので、どんなご家庭でも食べ比べを楽しむことができるでしょう。
道具が揃っていると、より食べ比べを楽しめます。
この機会に土鍋を揃えてみてはいかがでしょうか。
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お米を炊く時の
ポイント
せっかく食べ比べをするなら、やっぱりお米本来の味を最大限に引き出した状態で食べたいですよね?
お米の美味しさは炊飯道具と炊き方に左右されます。
なのでここでは美味しくご飯を炊く時のポイントについてお話します。
ポイント1)お米は正確に計る
お米は水加減が重要です。なので、最初の計量でカップに入っているお米の量が変わってしまうと、意外なほど炊きあがりに違いができてしまいます。少し面倒かもしれませんが、計量カップに山盛りのお米を入れ、箸などを使ってすり切り1杯を量るようにしてください。
ポイント2)お米の正しい研ぎ方
1、ボウルとザルを用意します。
ザルは金属製よりプラスチック製の方がお米を傷つけないのでオススメです
2、ザルに入れたお米をボウルに張った水にさっとくぐらせます。
お米は乾燥した状態なので、特に研ぎ始めはよく水を吸収します。
一番はじめにお米に加えた水は、お米についている糠やホコリや匂いなどを含みます。
それらがお米に戻らないように、一気に水を入れて一度底から軽く混ぜたらすぐにボウルから上げて水を切りましょう。
3、水が切れたら、軽くボールを握るような手つきで10回ほどザルの内側に沿って同じ方向に軽くかき混ぜます。
昔のお米は精米技術の関係であるある程度力を入れて擦り合わせて、文字通り「研ぐ」必要がありましたが、近年の精米技術の発達により、そこまで力を入れて研ぐ必要は無くなりました。逆に力を入れて研いでしまうとお米が割れてしまい、食味が著しく低下するので注意しましょう。
4、ボウルに水を入れてザルを浸し一度底から軽く混ぜてから研ぎ汁を捨てます。
5、3回程度水を入れ替え、うっすら米が透けて見えるくらいの透明度になったら30分以上浸水させます。
完全に透明になるまでやる必要はありません。
★炊く時のポイント記事★
「新米を炊く時の水加減はどうしたら良いの?」→
お米は必ず蒸らそう
炊飯器のスイッチが切れた後、そのまま10~15分ほど蒸らしたら、ご飯粒をつぶさないように底からまんべんなく空気を入れるようにほぐし、余分な蒸気を十分に飛ばします。蒸らしの時間が足りないと、お米の表面の水分がお米になじんでいないので、ベシャっとしたり逆に固くなってしまうので、注意が必要です。また、蒸らしの時間が長すぎると、ご飯の下層に水分が溜まってしまい、上層と下層で食味が大きく変わってしまうので、こちらも注意しましょう。
IHとガス、どちらが美味しく炊ける?
ちなみに、「IHとガス、どちらが美味しく炊けるか?」と質問されることがたまにありますが、ガスの方が美味しいと思います。美味しいご飯を炊くには、ある程度高い火力で加熱することで内部を対流させながら炊飯する必要があります。IHとガスでお湯を沸かすと、ガスの方が早く沸きますよね?この瞬間的に高火力を出せるガスの方が、炊飯には優れていると言えるでしょう。
お米の水の
大事な話
ご飯の味の半分を決める重要な要素、それは「お水」です。
炊飯をすると、お水に含まれる成分や臭いなどもお米に吸収されて炊きあがります。
なので、研ぐときや炊くときに使うお水を変えるだけで、味や風味が変わったりします。
東京の高級料亭では、料理長が厳選した湧き水を汲んできて炊飯をしている所もあるほど、お水は重要な要素です。例えば水道水が美味しくない地域であれば、最初にお米に加えるお水と炊飯に使うお水だけでもミネラルウォーターを使ってみると良いでしょう。同じお米でお水だけ変える食べ比べも、なかなか面白いですよ。
★山形のお水(湧水)についてはこちら★
「山形の湧水 ベスト5」→
皇室献上農家「石塚さん」も使う「ミネラル豊富の小国の水」→
お水は軟水がオススメ
お米を炊くのには「軟水」が適しています。「硬水」は含有するミネラル分が高く、そのミネラル分がお米の表面に付着して、吸水を阻害してしまうので、炊き上がりがパサパサになります。
そのため、炊飯に用いる水は「軟水」を選ぶようにしましょう。
基本的に日本のほとんどの地域は軟水ですが、ミネラルウォーターを使う場合は、硬水を避けましょう。
品種によって変わる水加減
あまり知られていませんが、お米の品種によって最適な水加減も変わってきます。全く同じ量のお米とお水で炊いても、品種ごとに炊き上がりが変わります。最近の炊飯器では、品種ごとに最適な水加減を教えてくれる機能がついたものがありますが、それほど品種ごとに違いがあるということです。
例えば山形のお米で例えると、「夢ごこち」や「ミルキークイーン」は、通常より水加減はやや控えめの方が美味しく炊きあがりますし、逆に「雪若丸」は粒が大きいので水加減を少なくすると食感や食味が落ちる傾向にあります。品種ごとの水加減はなかなか分からないと思うので、購入時にそうした「ちょっとしたコツ」を教えてくれるお米屋さんから購入するのがおススメです。
★お米のちょっと意外な記事★
「水素水で米を炊く」→
お米をもっと知りたい方はこちら
お米の選び方についてはすでにお話していますが、初めての食べ比べをするなら、プロの選んだお米で食べ比べをしませんか?米どころ山形県で創業140年の歴史を誇る老舗の尾形米穀店ですが、5代目店主の尾形厚志は、山形県内で唯一、五つ星お米マイスター・ごはんソムリエ・米食味鑑定士3つの資格を併せ持っている、いわばプロ中のプロです。
ちなみにお米マイスターは、日本米穀小売商業組合連合会が主宰する、お米に関する専門職経験がある人のみに受験資格がある、いわば、お米の博士号とも言える資格です。五ツ星お米マイスターは、お米マイスター資格の最上級の資格で、2018年9月現在、山形県でも保有者は5人しかいません。
尾形米穀店は地元山形のお米にこだわって取り扱いをしています。
そのまま食べると似ているのに料理と合わせるとあら不思議
日本での生産量はコシヒカリに次ぐ第2位のひとめぼれ。きっと誰もが聞いたことのある品種でしょう。大冷害で壊滅的な被害を受けたササニシキと入れ替わるように表舞台に立ち、以来日本中で生産されるようになりました。一方のどまんなかは食味は折り紙つきですが、山形県内でしか栽培されていない希少種。
この2品種は、炊き上がりをそのまま食べると、食味が似ていてあまり違いを感じ取れないかもしれません。しかし、この2品種は「料理と合わせると違いが明確に出る」という不思議な特徴を持っています。いくつかのおかずやお総菜で食べ比べをするなら、ぜひこの組み合わせを試してみてください。
それぞれに合う「ご飯のお供」が全く違うことに驚くでしょう。
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【中級編】
同じ品種でも食べ比べは
楽しめる?
食べ比べは、「違う2品種を食べ比べる」のが一般的ですが、冒頭でも少し触れたように「同じ品種」でも食べ比べをすることができます。ここでは、同じ品種での食べ比べについてもう少し詳しくお話します。
同じ品種でも味も香りも全く違う!
一般的には、「お米の品種が同じなら、味も同じ」だと思われている方がとても多いですが、実際は全く違います。
お米の味を決める要素は「品種」「産地」「生産者」の3つです。つまり「品種」が同じでも他の2つの要素が違えば、驚くほどの違いが出るのです。
産地によって変わるお米の味
日本のお米は、例えば山間部、平野部、盆地、沿岸部など、様々な地域で栽培されています。こうした栽培場所の違いは、気温、風の強さ、水温、水質、土壌、降水量、日照時間などなど、様々な違いとなって現れます。これらの違いはそのまま稲の成長に影響を与えます。全ての育成条件を同じにできない以上、同じ品種でも同じ味にはならないのは納得ですね。
生産者で変わるお米の味
同じ品種で味が変わる要素の3つめは生産者さんの違いです。仮に同じ品種を全く同じ条件で栽培したとしても、生産者さんが違うと不思議なくらい味わいが変わります。お米作りはとても大変な作業が膨大にあります。しかも、手をかければかけるほど、作業は大変になります。なので、生産者さんが「どんな人なのか?」その人柄や取り組み方がそのままお米に反映されます。
★生産者さんの紹介★
皇室献上農家「石塚さん」のこだわり→
尾形米穀店のこだわり
お米の食べ比べ
まとめ
これまでお米の食べ比べのあれこれをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?「食卓に笑顔を」を理念に掲げる尾形米穀店は、このお米の食べ比べを「新たな文化」として日本中に広めたいと考えています。
お米の食べ比べは、食育を通して日本人が大切にしてきた米食文化を次代に引継ぎ、さらに楽しいイベントとして家族の団らんにも貢献できる、とても素敵なものです。
あなたがお米の食べ比べに興味を持ってくれたら嬉しいです。
お米の食べ比べを食べよう
つや姫
雪若丸
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粘りの強い
「モチモチ」 タイプお米の甘さ ・・・ 4/5お米の粘り ・・・ 4.5/5料理との相性 ・・・ 3.8/5
つや姫について、お米マイスターからの一言
つや姫は、2010年に山形県の新品種としてデビューしてから、着実に美味しいお米としての評判を高め、全国的に人気のお米となりました。その名の通り、お米のツヤが抜群に良く、炊きたての見た目と香りだけで、食欲をそそります。粘りは強めですが、ごはんを噛んで飲み込む時にはスッと飲み込めるので、モチモチしたお米が苦手な方でも、美味しく食べられます。
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食感・舌触りが独特な
「個性的」 タイプお米の甘さ ・・・ 3.8/5お米の粘り ・・・ 3.5/5料理との相性 ・・・ 4.2/5
雪若丸について、お米マイスターからの一言
雪若丸は、何よりも食感が一番の特徴ですね。お米の粒は当店で扱っている品種の中でも一番の大粒で、食べ応えがあると思います。炊きあがりもしっかり固めに炊き上がるので、固いご飯が好きな人にもオススメです。雪若丸の甘さと粘りは、つや姫と比べると控えめで、お米の美味しさという点ではつや姫が一枚上手ですが、料理の美味しさを引き出してくれる、料理との相性という点では雪若丸が上だと思っています。