山形米の専門店 尾形米穀店
三ツ星お米マイスターの
尾形雄司です。
◆おうちごはんのありがたみ
先週末はセミナーと打ち合わせで
東京に行ってきたのですが、
移動が続いたり打ち合わせが長引いたりで、
コンビニのおにぎりやパンで、食事を済ませました。
食事を抜かずに食べれただけでも
良しとすべきではあるのですが、
やっぱりちょっと満たされない感じがします。
で、昨日。
山形に帰ってきてからのごはんが美味し。
野菜もお肉もやっぱり美味し。
おうちご飯のありがたさと、
山形の食べ物の素材の良さを改めて実感しました。
◆めかぶごはん
ということで、
今月も尾形家のごはんのお供シリーズ。
今日は「めかぶごはん」です。
めかぶごはん、
自分は独身時代は殆ど食べたことがなく、
仙台出身の妻と結婚してから、頻繁に食べるようになりました。
たまたま、ウチの実家がそうだっただけかもですが、
もしかすると、「めかぶ」は山形ではそれほど一般的ではない?
のかもしれません。
◆そもそも「めかぶ」とは?
そもそも、「めかぶ」って何なんでしょう?
実は、ある海藻の茎の根っこに近い部分なんですが、
何の海藻の茎だと思いますか?
正解は
・
・
・
「わかめ」
です!
日本わかめ協会から、わかめの図を拝借してきました^^
普段食べている「わかめ」は、
葉体という葉っぱの方。
そして「わかめ」の茎の根っこに近い方の、
胞子葉と言われる所が「めかぶ」なんですね!
今でこそ、スーパーでも良く見かける「めかぶ」ですが、
元々は、漁師さんたちが、
わかめの出荷後に残っためかぶを食べていたようです。
わかめの旬の時期の3月~4月限定で、
港町でしか食べられない、地場物の食材だったとか。
そして最近では、
「めかぶ」の豊富な栄養素が注目されているようです。
参考までに、「わかめの栄養素(日本わかめ協会より引用)」
◆めかぶと相性の良いお米
「めかぶ」に限った話ではなく、
お米マイスターとしての習慣なのですが、
ご飯に何かをかける時、このご飯には何が合うだろう?
逆に、このご飯のお供は、どの品種と相性が良いだろう?
そんなことを意識しています。
「めかぶ」に関して言えば、
やっぱり「ササニシキ」かなぁと。
ササニシキのすっきりした食感は、
海産物との相性が抜群に良いです。
加えて、
昨年、山形のだしのネタの時も書きましたが、
ネバネバ系の食べ物は、すっきり食感のお米とよく合います。
なので、やっぱり「めかぶ」には、
ササニシキが一番オススメですね。
最近、スーパー等では見かけなくなってきた
ササニシキですが、ぜひ、これからの時期、
「めかぶ」や「山形のだし」と一緒に召し上がってみて下さい。
p.s
ちなみに、昨日は「めかぶうどん」で食べました。
我が家は娘も含めて「めかぶ」大好きです^^
p.p.s
一緒になごなごブログを書いているまるつね果樹園さんが、
7月に食育に関するドキュメンタリー映画の上映を企画されています。
福岡県のある保育園では、
子供たちが毎月100kgの手作り味噌を作っていて、
玄米・手作り味噌の味噌汁・旬の野菜などの、
昔ながらの和食の給食を、毎日もりもり食べているんだとか…
その秘密と食育を学びに、
自分も、娘と一緒に参加してきます^^
映画の詳細はこちらから↓↓↓
◆ドキュメンタリー映画「いただきます」上映会
https://www.facebook.com/events/229930704161018/?active_tab=about
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