2つの新潟コシヒカリ

2021年01月14日
2017年03月27日

目次

山形米の専門店 尾形米穀店
三ツ星お米マイスターの尾形雄司です。

◆娘の成長を感じた卒園式

先週末、娘の通っている保育所の卒園式がありました。

毎年のことながら場の雰囲気に慣れなくて、一昨年は部屋に入れず、
昨年は部屋に入れたけど、ママから離れなくて、お歌の時に泣き…^^;
だったのですが、今年は成長した姿をみせてくれました!

_MG_5412
上手にエビカニクスを踊っていました

最初こそ、「お家帰りたい…」とぐずっていましたが、
徐々に場の雰囲気に慣れてきて、お歌の時には真っ先に出て行ってセンター確保(笑)
踊りもお歌も一番大きな声で歌っていて、去年とは大違い。
子供の成長を感じられるって、幸せな事だなぁと感じた瞬間でした^^

◆尾形米穀店で唯一の、山形県産以外のお米

今日はお米の話で…

尾形米穀店は、「山形米の専門店」と名乗っている通り、
9割9分以上は山形県産のお米だけを仕入れして、販売しています。

その尾形米穀店のお米の中で、ほぼ唯一と言ってよい山形県産以外のお米があります。
それが、新潟県の堤慎一さんが栽培している「従来型コシヒカリ」です。

◆2種類の新潟コシヒカリの秘密

コシヒカリと言えば、名実ともに日本を代表するお米の品種ですよね。
沖縄・青森・北海道などを除く、ほぼ日本全国で作られているコシヒカリですが、
その中でも、最も有名なのは新潟県産コシヒカリだと思います。

でも、この新潟コシヒカリ、実は2品種あるのをご存知でしたか?。

1つは、現在一般に流通している「コシヒカリBL」というお米。
そしてもう1つが、尾形米穀店で仕入れしている、
「従来型コシヒカリ」もしくは「非BLコシヒカリ」と呼ばれる、
1956年に開発された、昔ながらの味わいを持つ、本家本元のコシヒカリです。

◆コシヒカリBLのBLってなに??

「コシヒカリBL」のBLって何なの?
という質問はよく聞かれます。

BLは(Blast resistance Lines ブラスト・レジスタンス・ラインズ)の略で、
「いもち病抵抗性系統」という意味です。

従来型のコシヒカリは元々、稲の病気の「いもち病」に弱いという特性があり、
その弱点を補うように、「従来型コシヒカリ」を品種改良したのが、
「コシヒカリBL」という新しい品種です。

新潟県のJAでは、2005年からは完全に「コシヒカリBL」に切り替えており、
一般的に流通する時には「BL」が外れて、「コシヒカリ」という名称で販売されています。

◆「従来型コシヒカリ」と「コシヒカリBL」は別の品種

同じ「コシヒカリ」の名前のこの2品種ですが、
科学的にも種苗法的にも、異なる品種となっているそうです。

その為、
「違う品種なのに、同じコシヒカリの名前で販売して良いのか?」
という議論は、一般流通が始まった2005年当時にもありました。

ですが、今回はその議論には触れず…
肝心のお米の食味は、「従来型」と「BL」で、
どっちが美味しいのでしょう???

◆「食味はほぼ同等」と言われているが…

新潟県では、「食味はほぼ同等」と言われています。

でも、昔からコシヒカリを栽培してきた生産者さんの中では、
「従来型のコシヒカリの方が美味しい!」という声が根強くあるようです。

ただ、もう「従来型コシヒカリ」は一般流通していないので、
種籾を仕入れ、生産者さんが自ら育苗から手掛ける必要があり、手間がかかります。

そのため、現在では「従来型コシヒカリ」は、
「昔ながらのコシヒカリを作りたい!消費者の方にお届けしたい!」
というこだわりを持った生産者さんだけが栽培するお米になっています。

◆実際に食べ比べてみよう!

今年、尾形米穀店では、「従来型コシヒカリ」の他に、
「コシヒカリBL」も僅かですが、仕入れる事ができました。

せっかくの機会なので、この2品種の食べ比べ試食会を開催する予定です^^
3月30日(木)の11時頃から、尾形米穀店の店内で試食会を開催しますので、
興味のある方はぜひぜひ、この2つのコシヒカリを味わってみて頂ければと思います。

事前申込み等は不要ですので、近くにお寄りの際は、
お気軽に足を運んで頂けたらな~と思います。

ではでは、3月も最後の週になりますね。
体調を崩した3月ですが、しっかり持ち直して、月末の1週間頑張ります。

P.S
書き忘れましたが、新潟コシヒカリの試食会は参加費は無料です♪
ただ、ごはんが無くなり次第終了となりますので、その際はご容赦ください。

P.P.S
なごなご交流祭のご案内♪♪

詳細はまた後日!

なごなご交流祭開催@バナー (1)

================================
山形米の専門店 尾形米穀店

〒990-0057
山形県山形市宮町4-24-3
TEL : 023-622-4243
FAX : 023-622-4244
E-mail : [email protected]
HP : https://www.ogatabeikoku.com/
Facebookページ : http://www.facebook.com/ogatabeikoku
営業時間 : 10:00-19:00
定休日 : 木曜・日曜・祝日
================================

人気記事
2024年 令和6年産 新米は、いつから? 入荷・出荷時期予測まとめ 山形県産つや姫など

1

2024年 (令和6年産)の 新米 は いつから?入荷・出荷 時期 まとめ(山形県産つや姫など)
2024年09月13日
お米に氷を入れて炊く方法

2

炊飯時に氷を入れて炊くとお米が美味しくなる裏技を紹介
2023年09月20日
もう失敗しない!おいしく玄米を炊く方法とコツを伝授

3

もう失敗しない!おいしく玄米を炊く方法とコツを伝授
2023年08月28日
発芽玄米

4

上手にできる発芽玄米の作り方 3つのポイント
2023年07月27日

5

【保存版】実証済!炊けた玄米を美味しく保存する方法
2023年10月19日
皇室献上米の修祓式(しゅばつしき)

6

11月23日の新嘗祭と皇室献上米
2024年11月22日
令和6年産 新米 予約はじめました!つや姫、雪若丸、ミルキークイーン

7

令和6年産 新米予約 をはじめました つや姫 など 山形産の新米をお届け!
2024年08月06日
新米 2024年 令和6年産 はえぬき 慣行栽培米 河北町渡邊さん

8

2024年 新米「はえぬき」入荷 発送 いたします(山形県産 慣行栽培米)10kgまで
2024年09月14日

9

令和5年産新米の販売を始めました
2023年09月29日

10

玄米で免疫力アップ!白米食から玄米食への切り替え方法
2023年07月13日

メルマガ配信のお知らせ

お得なクーポンやリアルな新米情報などお届けしています。米穀店ならではの生の情報を不定期配信してます。